Blog読みもの

近江の在来野菜「日野菜」の桜漬け、漬けあがりました。

発酵食品工房 ハッピー太郎醸造所です。

当工房の秋冬の定番商品の「日野菜桜漬」が漬けあがりましたので、ご紹介します。

 

日野菜は滋賀県日野町が発祥で、その中でも「鎌掛」(かいがけ)という地域で発見された在来野菜です。

ハッピー太郎醸造所がお付き合いしている農家さんは、日野菜が発見された「鎌掛」で原種の日野菜を生産している谷口智哉さん

谷口智哉さん

数年前に日野町に移住した彼は日野町や日野菜での将来を様々に想う、意欲溢れる農家です。

今年は9月の強烈な台風など、気候は厳しいものでしたが、たくましい日野菜が収穫できました。

地上に出ている首の部分が赤紫色に染まっており、漬物にすることで、その色素が全体に回ります。その色が美しい桜色なので、「日野菜桜漬」と言われる所以です。

 

日野菜収穫

 

それをまずは一週間塩漬けします。使う塩は長崎五島の「手塩」。小野さんの手塩にかかった安心できる塩です。

手塩日野菜

 

日野菜を桶に綺麗に並べ、塩をしていきます。

日野菜塩漬

 

そして一週間重石をして、脱水、アクを適度に抜きます。

日野菜脱水

 

わかりづらいですが、日野菜が少し萎んでるのが見て取れると思います。

そして、甘酢に漬け込んでいくのですが、当醸造所ではこだわりのお酢を選んでます。

日野菜甘酢

 

福井の老梅酢と北海道のてんさい糖。

老梅酢は、純米酢でありながら、使いやすい軽めの風味です。

もちろん、コストはかかるのですが、昔ながらの作り方のお酢を今に活かすのが、当醸造所のポリシーです。

日野菜塩漬

 

このようにしてまた一週間重石をすれば、美しい色に漬けあがります。

日野菜桜漬

 

材料は、日野菜・塩・お酢・てんさい糖。これだけです。添加物など一切使用しておりません。

日野菜特有の力強い味わいを程よく残し、まろやかな甘酢で包んでおります。ミネラル豊富ながらもえぐみの少ない塩ですから、食後感に嫌味がありません。

ぜひお試しくださいませ!

日野菜桜漬のオンラインショップはこちら

そのほか、糀や甘酒・塩麹・お味噌など当醸造所の定番商品も通販できますので、ホームページよりお問い合わせください。