発酵食品工房 ハッピー太郎醸造所 です。
いよいよ寒くなってきて、お味噌を仕込むシーズンが到来しましたね。当工房でも手前味噌の会、始まりました!!
今回はわざわざ大阪から、貸切のお客様たち。去年のお味噌がびっくりするくらい美味しかった、、、、とのことでした。そしてご友人の初めましての方も。お味噌の輪がどんどん広がっていくのは嬉しいですね。そこで「どうして酸味が強くなるのだろう」「本当の手前味噌とは、、、」とか様々な話が盛り上がります。ちょっとした悩み相談があったり、、、。みんなおしゃべりが好きなのですね。
この後、私オススメの彦根ランチも楽しんで帰られたそうですよ。
手前味噌の会、ご予約受付中です。
日程がたくさんあるのでまだまだ先でも大丈夫、、、、、かもしれませんが、実は早めの日程がオススメです。
と言いますのは、糀の材料が特別。
自然農法のはみ出し米の糀。早い日程をご予約いただいた方から順にお使いしてます。
自然農法のはみ出し米、簡単にいうと「選別する篩(ふるい)からはみ出しちゃった小さなお米たち」ということです。
池内農園さんの自然農法米は本当に素晴らしい。
これが無肥料無農薬の自然農法の田んぼです。奇跡的で、心洗われる、素晴らしい田んぼなのですよ。
大粒米は素晴らしい力強いお米で、糀にして凄いのですが、田んぼというのは決して大粒米だけなのではありません。そこから外れた小さなお米たちがいるのです。私はそれらを「自然農法はみ出し米」と名付けました。
「はみ出し米」を当工房が丁寧に糀にし、お味噌仕込みに使うのです。お味噌にはすごく向いてます。
確かに見た目は良くない。何も知らない人が見たら「綺麗な糀ではないなあ」と感じるでしょう。説明が必要な糀なのです。無害ではありますが、ほんの少し雑草の種が入っていることもあります。無農薬ですからね。
でも、この糀は小さいお米だからこそ、吸水がたっぷりで、ふんわりした蒸米に仕上がり、菌が中までガンガン入り込むのです。全体の酵素力は他の糀と変わらないですが、お味噌の長期発酵の結果、とても溶けが良く味が出やすい。お味噌になってから、すり潰さなくても良いくらいですよ。
大粒米の糀は確かに綺麗で、素晴らしいです。ご飯で食べてもツヤツヤで、糀にして酵素力の安定も見込まれますし、感動的です。
でもそれだけが田んぼではない。小さいけど個性のあるお米たちを除け者にするのではなく、彼らに向いた場所を見つけてあげよう。それが、自然農法はみ出し米糀のお味噌作りなのです。大粒米はご飯で。はみ出し米はお味噌で。田んぼ全体を食べていきませんか。
ハッピー太郎醸造所 手前味噌の会、詳細はこちら。大豆、お塩も特別なセレクトです。この材料でこの価格。
ご予約はこちらです。
2019〜2020シーズンの手前味噌の会。どんな出会いと発見と感動がありますやら。私も楽しみにしております。
*自然農法はみ出し米糀の販売も時々しています(糀水にも向いているとか)。通常在庫があるわけではありませんので、ご入用の方はご予約くださいませ。
*早い日程の方から順次お使いします。急なご予約などには都合により自然農法はみ出し米糀のご予約に対応できない場合もあります。その場合は彦根の低農薬米糀になります。
(了)